具合が悪い。

体調もそうだし、速度制限がかかった携帯もそう。

それでも、長かった病院実習が今日で終わったので、多少のマイナスがあっても、昨日の今頃よりはずっとプラスだ。明日は早起きをしなくていいし、実習着の洗濯に追われることもないし、お弁当の用意もいらない。驚くべき解放感。

いつも実習が終わるたびに、「ああ、逃げ切ったな」と思う。それぐらい、実習はやっつけで取り組んでいるし、終わったら何も残らない。こんなモチベーションで実習に臨むことは、実習先の方々には申し訳ないと思うが、結局はカリキュラムの一環として「行かされている」という面が大きく、自分が将来そこで働きたいとは思えなかった。働きたいとは思えない、というとずいぶん下に見た言い方に聞こえるかもしれないけど、実際は逆で、そこで働くことをできる気がしない、という方が正しいのかもしれない。いくつかの実習先として訪れた場所で、自分が働く姿を想像すると、失敗や疲弊の場面ばかり思い浮かんでしまうのだ。

結局のところ私は要領が悪くて、働く大人たちはたいへんに器用だ。そう見えるだけだとしても、そう見えてしまうんだから仕方ない。

何の仕事もどうせしんどいことがあるのなら、少しでも向いている仕事をしたいと思う、し、向いていない仕事をすることはきっとつらい。向いてない仕事についての実習に行くだけでこんなにしんどいのだから、働いたらなおのことだと思う。

書き出しから終わりまで、つらい気持ちばかり重ねてしまったが、明日からはきっと、今よりも気が晴れてのんきに過ごせるだろう。

のんきだけでは乗り越えられないこともあるけど、コロナにも就活にも勝ちたい。勝たせてください。